MARUの思い出

介護職の導入講習 ≈ コミュニケーションの基本的技法編 ≈

言葉だけがコミュニケーションの手段ではなく、言葉以外のコミュニケ―ションから発せられる情報は、6 ~ 7 割にも及ぶと言われています。例えば『嬉しい』と言いながら、表情が曇っている場合には、心から喜んでいないことが多いですし、腕を組んで話を聞いているときは、否定的な態度が現れています。このように言葉と裏腹の態度や思わず出てしまう行動に目を向けて、本心を理解する必要があります。利用者から日ごろの悩み、辛さ、不安などを誰かに聞いてもらいたいことの方が多く、介護では『話し上手よりも、聞き上手であれ』と言われるぐらい、相手の話に耳を傾けることが大切です。人の話を聞くことを『傾聴』と言いますが、人とのコミュニケーションの一番の基本となります。『相手の話を受入れている』、『相手の感情をくみ取る』、『相手の話の内容に沿った適切な反応ができる』ことが傾聴の重要なポイントとなります。元気な挨拶と、とても素敵な笑顔も大切なコミュニケーションの一つです。適切なコミュニケーションを積み重ねていくことで、信頼関係が生まれ、それがより良いケアに繋がります。そのような対応ができるよう講習を行っております。