MARUでは地震や火事などが起きた時に自分の身を守るための防災知識だけではなく、目の前にいる人も守り、助けるための知識も身に付けてほしいという思いから救急救命について学ぶ時間を設けています。現在MARUには4名の応急手当普及員がおり、心停止を未然に防ぐためにできることや救急車が現場に到着するまでの間に行わなければならない応急手当について、座学と実技を交えた講習を行っています。救命処置は通常、「胸骨圧迫30回・人口呼吸2回」で行いますが、時期を鑑み、応急手当普及員以外は人口呼吸を行わず、形のみ指導しました。また駅やコンビニ、医療機関等さまざまなところに設置されているAEDについて、基本的な使用方法について指導しました。胸骨圧迫の速さや深さを実際に体験することで、救命処置の難しさと怖さを知り、また『命の大切さ』と『周りの協力者の重要性』を学んでもらいました。救命処置もAEDの実物を見るのも初めてとなる実習生は、最初な新しいことを学べることで興味津々といった表情でしたが、その行動の重要性を理解していくうちに真剣な表情へと変わっていきました。いざという時には学んだことに自信と勇気を持って実施に移し、救命に役立ててほしいと願っております。講習修了後には実習生に受講証を配布しました。