MARUの思い出

介護職の導入講習 ≈ 介護用食器の体験 ≈

食べることは人間の三大欲求のひとつです。私たちは当たり前のように複数の料理の中から自分で選んだものを口に運び、自分のペースで食事をしています。身体機能に障がいがある利用者の場合、箸を上手に使えない、スプーンを上手に待つことができない、片手で皿から一口分を取り分けることができないなど、自分でやりたくてもできないことがたくさんあります。そんなときに役立つのが『自助食器』です。自助食器とはお皿やスプーン、箸などの様々な食器の形状を変えて、自分で食べやすいように工夫された食器です。普通の食器を使ってうまく食べることができなかった利用者が自助食器を使うことで、自分で食べられるようになります。

 

自助食器を使って食べ始めたとしても、食事の途中で手が止まってしまうことがあります。利用者にとって食事をすることは私たちが思う以上に重労働のため、途中で疲れてしまい手が止まってしまいます。そんな場合には、「お手伝いしましょうか」とお声がけして食事介助と自助食器を組み合わせて、おいしく楽しい食事ができように講習しております。