MARUの思い出

技能実習から特定技能への移行者受け入れ & 介護特別講習

オアンさんは2018年にベトナムから日本に入国し、神奈川の施設で約1か月間入国後講習を受講しました。北関東で3年間の実習を満了し、同企業で6か月特定活動で就労しました。次は他企業で特定技能として就職するため、在留資格変更申請の手続きが必要となることから監理団体より相談を受け、申請期間中は神奈川の施設で受け入れることになりました。今までの実習と特定活動の思い出や、これから介護で就労する目標などについて話してくれましたので、ご紹介します。

 

 

入国当初は、毎日の自主勉強期間中、背筋を伸ばした姿勢が保てなかったり、仲間とおしゃべりをしてしまったりして注意されることが何度もありました。そのため、規律を守ること、周りに迷惑をかけないよう常に気を付けることを指導し、1か月の講習中はスタッフみんなで見守り続け、実習先に送り出しました。

今回、特定技能の試験に合格して介護の仕事を始めると聞き、驚きましたが、彼女の成長した姿には私たちみんなを納得させ、同時に喜ばせるものがありました。実習期間中に実習先が変わるなど、大変なことも多かったと思いますが、近隣のお年寄りと温かい交流があったそうで、そうした月日が彼女の中に感謝する気持ちを育み、周りの人を思いやり行動することを教えてくれたのだと思います。

介護福祉士を目指すそうなので、将来、後輩達に技術だけでなく、日本の介護の理念や精神を伝えることにも力を尽くしてもらいたいと思います。