MARUの思い出

生活シリーズ ~冷蔵庫収納編~

実習生の入寮時に、寮内の設備や掃除の仕方、寮のルールなど生活に関する説明を行います。その中で、食料品などの買い物にも同行し、寮に戻ってから実習生が買ったものを見て、何をどこで保管するかも皆で確認しています。冷蔵庫のドアや引き出しには「冷蔵室」「冷凍室」「野菜室」と貼り紙をし、どこにどの食料品を入れたら良いかわかりやすいように、冷蔵室には冷蔵室に入れるべきものの写真もつけています。最初に冷蔵庫内の収納について一通り指導はしていますが、寮チェックに行くと、いろんな状態がみられます。

 

👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉👉 冷蔵庫内をチェックしてみると… 👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈👈

 

😰少量しか残っていない料理を鍋ごと冷蔵庫へ入れている😰

鍋に少量しか残っていないスープや肉などをそのまま冷蔵庫に入れてしまいますが、お皿に移し替え、ラップをして冷蔵庫に入れるよう指導します。お皿に移し替えラップをすることの良い点として、臭いがしない、雑菌が入らない、そのままレンジで温めることができる、レンジ内に汁などが飛び散らない(=掃除が楽である)、場所をとらないことなどを説明します。

 

😲時には空の食品トレーを入れ続けることも…😲

買った食品を冷蔵室または冷凍室に入れ、使うときに冷蔵庫からトレーごと取り出すのではなく、必要な分の食品だけを取り出すようです。そのため、トレーのラップが中途半端に空いた状態で肉が半分だけ残っていたり、時には食品が無くなっているのにトレーだけ残っていたりしています。ラップが空いた状態で保存すると不衛生ですし、トレーのままだと冷蔵庫内でスペースのとりますので、中途半端な食品はラップで包むか、フリーザーバッグに入れて収納するよう指導しています。

 

🥶何でも冷凍室に入れてします🥶

野菜や果実を買った状態(袋ごとやむきだしのまま)で冷凍室に入れることもありますし、飲み物が入ったステンレスボトルを入れていることもありました。入れる場所がおかしい時には指摘し、何をどのような状態でどこに入れるべきなのかを実習生に考えてもらいます。

 

 

 

実習生の中には、ラップがどのようなものなのかを知ってはいるが、実際に使ったことがないという人もいますので、どのような道具があって、どう使うと有効かを都度教えます。また自分たちがいた国では特に疑問を持たずに行ってきたやり方が、日本ではおかしいと指摘されることもあります。単に「それは違う」というだけでは理解できませんので、なぜこの方法が良くてこの方法が良くないのかを実習生が理解できるよう、丁寧に説明するよう努めています。