MARUの思い出

日本語能力試験 N1合格者インタビュー

MARU卒業生のリンさんが、昨年12月の日本語能力試験でN1を受験し、見事合格しました。リンさんは短期間でN3からN1まで合格し、各レベルの得点も合格点を大きく上回っています。どのように勉強したのか、そもそもなぜ日本語を勉強しようと思ったのか、リンさんにインタビューしましたので、その内容を紹介いたします。

 

 

***リンさんの勉強時間や方法等をご紹介***

◆勉強時間は毎日計4時間

 毎日朝5:30~及び夜20:30~各2時間勉強している。

 長時間行うよりは1日4時間位がちょうどいいと感じている。特に朝は静かなので集中できる。

 

◆問題集は2種類を徹底的に

 あれもこれもと手を出さず、2種類の問題集を使って全ての科目を隅から隅まで何度も解いた。

 

◆テレビを上手く利用

 友人の勧めでTVを見始めた。最初は何を言っているかわからなかったが、見続けていると徐々に理解できるようになった。

 また字幕に知らない言葉が出てくるとすぐに調べて覚えた。

 

◆会社の方にも協力依頼を

 「日本語が間違っていたら言ってほしい」とお願いし、間違いを都度指摘してもらった。

 また積極的に会社の方と話すよう心がけた。

 

 

🎤🎤🎤 リンさんにインタビュー 🎤🎤🎤

Q なぜ技能実習生として日本に行こうと思ったのですか。

A 友達に誘われたからです。特別日本に興味があったわけではなく、外国に行きたいとも思っていませんでした。

 

Q 送り出し機関にいる時から日本語の勉強を頑張っていたのですか。

A いいえ、そんなに熱心ではありませんでした。入国後もしばらくは、実習以外はゲームをしたりお酒を飲んだりして過ごしていました。

 

Q では、これほど熱心に日本語の勉強をするようになったきっかけは何ですが。

A 友達がTik Tokで流暢な日本語を話しているのを見て羨ましくなり、自分も話せるようになりたい、負けたくないと思い勉強を始めました。

 また、送り出し機関やMARUでの講習で先生から「日本での時間は限られている、無駄にしないように」と言われたことを思い出し、

 日本での時間を有効に使わなければとも思いました。勉強を始めてかたゲームもお酒もやめ、代わりに体を鍛えるようになりました。

 

Q 読解の点数がいいですね。解くコツはありますか。

A 時間がないので文章全部は読みません。最初のほうを少し読んで、すぐに問題を解きます。自分で何度も問題を解いていくうちに、

 解き方のコツを見つけました。本は好きで、母国に居る時は月に2~3冊読んでいました。

 

Q 実習も残り半年ですが、どのように過ごしますか。日本でやりたいことはありますか。

A N1に合格しましたが、まだわからない言葉もありますし、もっと上手く話せるようになりたいので、日本語の勉強は続けます。

 あと、富士山に登りたいです。

 

 

***MARUスタッフコメント***

リンさんは、終始とても丁寧にそしてしっかりと、自分の考えていることややってきたことを日本語で話してくれました。リンさんは強い意志と、もともと持っている負けず嫌いな性格が相まって、毎日の勉強は「しないと気持ちが悪い」と言うほど習慣付いていました。また人からの勧めや指摘を聞き入れる素直さが、日本語の上達だけではなく、リンさん自身の成長にも繋がっているように感じました。ただ、誰もがリンさんと同じようにストイックに取り組めるかというと、なかなかそうもいきません。ではリンさんの話を聞いてMARUの講習では何ができるのか、考えてみました。まず1つはテレビです。リンさんは「もっと早くからテレビをみておけばよかった」と言っていました。実習生は「わからないから」と言ってテレビを見ませんが、MARUスタッフ全員で「テレビを見たら?」と声をかけたり、こちらから「何時のテレビを見て」と言ってその内容について話しをしたりすることで、テレビを見る習慣をつけてもらえたらと考えます。あとは、授業以外での会話を多くとることも重要だと感じました。リンさんが会社の方と積極的に話して活きた日本語を身につけたように、これまで以上にMARUスタッフ全員が実習生とより多く話すことが大切だとあらためて感じました。

今回リンさんにインタビューしたことで、私たちが教えてもらったことが多かったです。ありがとうございました。