MARUの思い出

介護の導入講習 ~とろみ剤を使用した食事介助~

とろみ剤とは、飲み物や食べ物を喉へゆっくり送るために、とろみをつけるものです。「とろみ」とは、中華料理の「あん」のようなとろとろとした状態を指します。介護食でとろみが必要な理由は、誤嚥(※)を防ぐためです。とろみ剤の正しい使い方やとろみの強さ、つけ過ぎによるリスクなどを学習し、自分でとろみ剤を体験しながら、嚥下障がいがある利用者に食事介助ができるよう講習を行っています。

 

(※) 誤嚥(ごえん)とは…加齢により飲み込む筋力が落ちうまく飲み込むことができなくなる状態(嚥下障がい)が原因で、食べ物や飲み物が

             誤って気管に入ってしまうこと。

 

***実習生の様子***

飲み込む力が弱い利用者さんのために「とろみのあるお茶」を作りました。お茶にとろみ剤を入れてかき混ぜるだけの作業でしたが、とろみ粉の分量によっては固まりすぎてしまったり、かき混ぜ方が悪く、「だま」ができてしまったりして、なかなか思うようにはいきませんでした。様々な想定外があった中でも一番の驚きは、今まで経験したことのないのどごしだったようで、口に含んだ瞬間、身じろぎせず、ただただ、講師の顔を見つめていました😅