MARUの思い出

介護の導入講習 ~危険予知トレーニング~

介護現場に潜む事故の危険性をあらかじめ予測して、その対処法について「危険予知トレーニング」を講習で行いました。この講習ではイラストを見ながら、「どんな危険が潜んでいるか」「それらの危険にどんな安全確認対策が必要か」について、思いついたことをどんどん意見を出し合い、リスクに対する感度を高めるとともに、具体的な事故防止策を考える力を養いました。そのトレーニングを入れた講習の様子を一部ご紹介します。

 

*** 実習生の様子 ***

介護施設の日常場面を描いたイラストを見て、「どこにどんな危険が潜んでいるか」、二人一組になって話し合い、発表しました。普段から口数が少なく、あまり発言しないAさんが、4人の中で一番多く「危険箇所」を言い当てていくことに感じ入り、みんなで「お~!(なるほど…)」と声をそろえる場面が何度がありました。

事故や実際に起きてしまう前の「ヒヤリハット」を起こさないためには、危険を察知する感受性や想像力が必要であること、またそれは「利用者さんや仲間を大事に思う気持ち」があってこを発揮されるものだということを学んだのではないかと思います。