MARUの思い出

国際理解授業

MARUでは外国人技能実習生に日本語や日本の文化・マナーなどを教えていますが、日本の方々にも外国のことを知ってもらいたいとの想いから日本人向けに国際理解授業も行っております。今回は豊中市立螢池(ほたるがいけ)小学校の5年生(62名)に国際理解授業をさせていただきました。私どもとしては小学生に授業を行うのは初めてでしたので、事前に螢池小学校を訪問し、先生方と授業内容について打ち合わせをいたしました。授業内で扱うレジュメを見ていただき、その中に出てくる言葉・写真など細かいところまで相談させていただきました。

 

当日、どのような雰囲気で授業をすることになるのかドキドキしていたのですが、児童たちが最初から興味津々な様子でこちらに目を向けてくれていたので、私たちも気持ちが軽くなり楽しい気持ちで授業を始めることができました。授業は二部制で、前半はベトナム語授業から始まり、挨拶のことばや自己紹介を勉強しました。次にベトナムツアーではベトナムの街並みや食べ物を紹介し、今回は小学生向けにベトナムと日本の違いに関するクイズ(授業内での手の挙げ方や、干支のことなど)を出しました。5分の休憩を挟んで、後半はベトナムの歴史、ベトナム人スタッフに対するインタビュー、そしてボートピープル(ベトナム難民)について話をしました。後半は前半の楽しい内容とは異なるので、児童たちが最後まで聞いていられるかどうかを心配していましたが、私たちの予想に反し、児童たちは静かに前を向き、真剣に話を聞いていました。小学校では世界の歴史についてはまだ勉強していないそうなので、児童たちにとっては初めて聞く話で新鮮だったようです。

 

 

終始こちらからの問いかけに対して一生懸命考え積極的に答えてくれて、驚きなどを素直に表情に出してくれたので、私どもも小学生が何に興味があるのかを感じることができて勉強になりました。中学生と異なる点としては、予想を超えた質問がさまざま飛んでくるので、気を抜けない緊張感がありました。どんな質問にも的確に答えられるよう、しっかりと準備が必要だとあらためて思いました。良い経験をさせていただきありがとうございました。