MARUの思い出

MARU授業

1か月の入国後講習の中で、日本語授業や法的保護だけではなく、地震授業や救命講習、課外授業なども取り入れております。そのうちの一つで、日本語講師による「MARU授業」も行っております。「MARU授業」の内容はクラスによって異なりますが、実習生たちの配属後の生活に役立つことを積極的に取り入れています。必ず実施するのは「結核について知ろう」です。どんな症状が出るのか、どうやってうつるのか、どうやって治すのかなどを学びます。その他、「栄養教育」「ニキビ&スキンケア」「給与明細の見方を知ろう」なども取り入れています。生活の話を通して、関連語彙も学べるよう工夫しています。

 

結核について知ろう

 

 

 

給料明細の見方を知ろう

 

 

 

また、実習生が自分の好きなことや嫌いなこと、自分ができることを書き出す「自分分析帳」や、同じクラスの実習生たちの「いいところ」をカードに書いて伝え合う時間も設けています。「自分分析帳」では絵を描いてくれる実習生が多いです。絵は本格的なもの、ユニークなもの、少女漫画のようなものなど様々で、出来上がったものを見て私たちも楽しませてもらっています。家族構造も知れますし、普段の授業では見られない実習生の性格や長所なども垣間見ることができます。実習生たちは自己分析により自身が得意・不得意なことを明らかにすることができ、これからの日本での仕事や生活、日本語学習の向上に役立てています。

 

 

 

MARUの入国後講習では、実習生が色々な角度から興味をもって日本語を学べるよう、できるだけ早く日本の生活に馴染めるよう、工夫を凝らした授業を実施しております。