MARUの思い出

警察講習

MARUでは最寄りの警察署にお願いし、警察講習を行っております。MARUから警察の方には、講習の際には制服を着ていただくようお願いしています。理由は、まず制服警察官がいることで、実習生たちは本物の警察官からのお話なのだと見た目で判断でき耳を傾けるからです。また、警察官からのお話ということで現実感もあり、実習生たちの心にもより強く響きます。実際に、制服警察官が教室に入ると実習生たちの表情が変わり、教室にはいつもと違った緊張感が漂います。

この日のお話は、まずは犯罪に繋がる誘いや行為に関する注意喚起でした。例えばSNSで「1万円あげるから引っ越しを手伝って」など「お金をあげる」という誘いは怪しく危険であることを話してくださいました。その他に、実習生たちの在留資格ではアルバイトができないこと、大使館を名乗る詐欺が多いこと、また偽造の在留カードにかかわることは犯罪であることなどを説明してくださいました。実習生たちは皆真剣に話しを聞いていました。

次に、自転車の運転による違反行為や危険についてのお話がありました。パネルを使って説明してくださりとてもわかりやすい内容でした。実習生たちは配属後に自転車に乗る人も多いので、特に興味があるようでした。実習生からは「事故を起こした際に、相手が大丈夫だと言っても警察に連絡する必要があるのか」という質問があり、警察の方はひき逃げ行為となることなど丁寧に説明してくださいました。質疑応答では、「私服警察官が本物の警察官かどうかは何で判断できますか」などの質問もありました。