MARUの思い出

介護の導入講習 ~チームのコミュニケーション~

介護の現場において、スタッフ同士のコミュニケーションは非常に重要となります。細やかなコミュニケーションがチームワークを高め、利用者さんに介護サービスの質を向上できます。介護実習生はチームのコミュニケーションとは何か、また、チームワークを向上させるために何が必要なのかについて講習しております。

「A4サイズのコピー用紙のみを使って、できるだけ高い構造物を制限時間内に作る」という課題が出されました。4人はまず、作戦会議を開き、それぞれ、「折る」「積み上げる」等の担当の他に、全体を見て指示を出す「リーダー」を決め、作業に取り掛かりました。結果、かなりの高さまで積み上げることができたのですが、やってみて気づいたこと、改善できる点を話し合い、もう一度挑戦しました。2回目は、作成物の構造が改善されたのに加えて、4人それぞれの「◯◯担当」に対する捉え方が少し変化したようでした。全体の作業を統括するリーダーがいてくれるとしても、自分の担当する仕事がうまくいっているだけでは駄目で、他の人の進捗具合にも一人一人が絶えず目配りし、全体として遅延がないよう、それぞれが判断することの大切さが意識できたのだと思います。1回目は一心不乱にただただ、紙を折り続けているだけだった実習生が、2回目は、積み上げのサポートに入ったり、意見を出したり、積極的に動いてくれていました。