MARUの思い出

介護の導入講習 ~体位の確認と体位変換~

体位変換とは、障害や高齢から身体を自力で動かせない、うまく寝返りを打つことができない方の体位を変える介助です。長時間、同じ姿勢のまま寝たきりでいると圧力が身体の同じ部分に集中してしまい、血液の流れを妨げます。血行不良は、全身の機能低下を招く原因にもなりとても危険です。このような症状を予防するために定期的に体位を変えることが大切です。

体位の名称は座学でイラストを見て学び、覚えてはいましたが、ペアになって相手の体位を言い当てたり、指示された体位になったりと、体を動かして覚えたことを再確認しました。その後、仰臥位から側臥位、そして端座位へと体位変換をし、最終的には車いすに移乗するところまでの一連の流れを区切りながらロールプレイングを行いました。また、利用者さんが安心して、負担なく介助を受けられるよう、途中どんな声掛けをしたらいいのかも合わせて学びました。交代で利用者役をすることにより、適切なタイミングでの声掛けの大切さを実感したのではないかと思います。