MARUの思い出

国際理解授業

今回は滋賀県の近江八幡市立武佐小学校及び老蘇小学校で授業をしました。

〈授業の目的〉

・多文化共生の意識を深めるため、国による違いを知ってもらう

・他国の歴史に触れる機会を与える

・戦争、難民の歴史を知ることで今の日本がいかに恵まれているかに気付いてもらう

〈授業の内容〉

①ベトナム語講座:簡単な自己紹介や挨拶などを学ぶ

②ベトナムツアー:観光地や食べ物を紹介

③両国の違い:日本とベトナムの違いをクイズ形式で紹介

④ベトナムの歴史:侵略・植民地化、戦争について学ぶ

 ベトナム人スタッフへのインタビュー:ベトナム戦争直後の実体験を聴く

⑤ボートピープル体験談:MARU元社員の実体験を朗読      ※④⑤は老蘇小学校のみ実施

 

◆武佐小学校

【3年生43名】 ベトナム語授業では声調クイズをしました!正しく聞き取れた人も沢山いました。

 

【5年生29名】 ベトナム出身の児童がMARUのベトナム人スタッフとベトナム語で話している姿を見て、他の児童たちは「すごい‼️」と尊敬の眼差しでした。ベトナム出身の児童は照れながらもとても嬉しそうでした。ベトナム語を聞いて単語の意味を答えるクイズ。「暑い、寒い、楽しい、おいしい」を体で表現してくれました

 

〈児童の感想〉

・私は外国人だけど、お互いのちがうところをみとめあうことは大切だとわかった。

・ベトナムに行ってみたいし、もっと他の国の文化も知りたいと思った。

 

 

◆老蘇小学校

【6年生28名】 ベトナムの歴史やボートピープルの授業を行いました。

ボートピープル体験談の前に、ベトナム戦争終戦直後に生まれたベトナム人スタッフに、幼い頃のベトナムの様子をインタビュー形式で話してもらいました。皆真剣に聞いてました。

 

〈児童の感想〉

・いやだったり苦しくても、目の前にある課題に取り組んで頑張っていこうと思った。

・「私たちの当たり前は当たり前じゃない」というのは今までの外国の勉強も通して本当にそうだなと思った。

 

 

児童たちはとても表情豊かで、思ったことを素直に発することから想定外の問いかけも多く、とても盛り上がりました。MARUで行っている入国後講習とは相手も内容も異なるので毎回当日までは不安もありますが、各学校の皆様の楽しそうな顔や真剣に耳を傾けてくれる姿、最後にいただく感想文を読むとやってよかった思います。MARUの授業に参加してくださった皆様に、何か一つでも気づきが得られる時間を提供できるよう今後も続けていけたらと思います。