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『MARU通信 25号(4月号)』を発行しました

外国人技能実習生の入国後講習の近況を記した『MARU通信25号(4月号)』を発行いたしました。

 

政府は首都圏に発令した新型コロナウイルスの緊急事態宣言を3月22日に全面解除しましたが、この全面解除から1ヶ月足らずで新型コロナウイルスの感染が大阪府をはじめ全国的に急拡大しています。すでに『第4波』が到来したと考えられ、大阪府では連日、新規感染者が1,000人を超えている状況で、『第3波』までの拡大期を上回るペースで拡大しています。

 

政府は大阪府や東京都などに加え、4月20日から埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県の4県にも『まん延防止等重点措置』を追加適用しました。

最近では変異ウイルスの広がりが懸念材料で、『第3波』までの傾向と異なる点として従来型よりもさらに感染力が強いため、基礎疾患を持たない若年層でも重症化しているケースが散見されています。専門家は5月に多くの地域で『N501Y変異』ウイルスが感染者の大半を占めるようになると予測しています。

 

また、重症者数も急激に増加しており、4月20日現在の大阪府の病床等のひっ迫状況を示す患者受入重症使用率は110%以上になっており、すでに重症病床数のキャパシティを大きく超えています。報道関係によると、このままでは感染拡大に歯止めがかからないため、大阪府は再度の緊急事態宣言発令を政府に要請する動きがあります。

感染拡大を抑え込むため、国民に対して不要不急の外出自粛や『マスク会食』を呼びかけることは大切であります。衣糧政府もPCR検査の拡充や病床の確保などの課題を実行することが不可欠です。現在の大阪府では重点措置に基づき、営業時間の短縮を要請している飲食店のほか、デパートやテーマパークなどの大型施設にも休業を要請するべきだとの考えを示しています。

 

感染対策の切り札となるワクチン接種は、ようやく高齢社者への接種が始まりましたが、十分な量が確保できず諸外国に大きく遅れているのが現状です。接種を行う医療従事者の不足が予測されており、国民全体に接種が完了するまでは当初計画よりも相当遅れることになりそうです。

東京オリンピックの開幕まで約100日となり、国内では規模を縮小した聖火リレーが日本国内を駆け巡り、世界中の選手たちが代表権獲得のためにペースを上げている状況です。池江璃花子さんが白血病の発病からわずか2年で見事に復活を遂げ、リレーで代表入りを内定させたことは日本中に明るい話題になりました。

世界中で新型コロナウイルスの感染が再び急増し、史上初となる海外客の受け入れ見送りが決まった組織委員会は依然として難しい課題に直面しています。本大会に向けた準備に混乱を引き起こしており、開催の可能性に対する不安も増しています。その中で組織委員会は開催への自信を崩していませんが、バッハ会長が5月に来日し国内の感染状況を見ながら大会開催の可否について最終決定する方針となるようです。海外からアスリートやオリンピックの関係者は数万人が来日する予定となりますので、水際での検疫を確実に実施できる体制や医療施設が必要です。

 

今月のMARU通信では、以前にMARUの大阪講習施設で入国後講習を受講した中国人技能実習生が偶然にも大阪校の補修工事に作業担当者として来てくれましたので、インタビューした内容の一部をご紹介しました。彼は日本語の勉強にとても熱心でありN3に合格しています。日本の会社生活にも溶け込んで、楽しく生活しているようです。今後も健康に気をつけて、実習先で仕事をがんばっていることを期待しています。

 

また、災害が多発する日本で仕事や生活するために、災害に関する知識や準備などの講習についてご紹介しました。特に突然起きる地震は最近も頻発することが多く、地震がほとんど発生しない海外からの実習生には、ふだんからの備えが必要であります。内閣府のホームページにある多言語対応しているWEBサイトを紹介しながら講習しています。

 

当施設は外国人技能実習生の入国後講習施設として活動しておりますので、既に数多くの実習生が多方面に渡る産業分野で活躍しております。今後も多国に渡り、多くの実習生に生活習慣、学習する習慣、感謝する習慣が身につく入国後講習を行っていきます。また、『MARU通信』を通じ実習生の日々の出来事や取り組み・活動などご案内させていただきます。介護実習生の講習を行っておりますので、施設の見学などお気軽にお問合せください。

 

今後ともMARU Internationalをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。