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『MARU通信 27号(6月号)』を発行しました

外国人技能実習生の入国後講習の近況を記した『MARU通信27号(6月号)』を発行いたしました。

 

関東甲信地方はようやく6月14日に梅雨入りが発表されましたが、平年よりも7日遅く14年ぶりに遅い梅雨入りとなりました。東海地方までは例年よりも記録的な早さで梅雨入りをしたものの、関東甲信地方との梅雨入りの差は29日もあり、統計開始以降で初めてとなりました。これで北海道を除く全国で梅雨入りとなりました。今年の梅雨は梅雨前線の活動が活発になりやすいと予測されております。近年、活動が活発な前線の影響で災害級の大雨が多くなる傾向にあります。去年の『令和2年7月豪雨』では、多数の線状降水帯が発生して全国各地で河川が氾濫しましたので、多くの河川災害等に備えておきたいと思います。

 

10都道府県で発令された新型コロナウイルス感染対策として緊急事態宣言が21日から、沖縄を除いて解除されました。リバウンドが懸念されるなか、飲食店の酒類提供自粛などの制限が緩和され、休館していた施設などが再開することになります。すでに解除が決まり外出抑制効果が薄れた可能性もあると報道があります。

一方で切り札となるワクチン接種は加速しており、1日あたりの接種回数は6月9日が94.1万回で、最も多くなっています。6月21日からは職場や大学での接種が本格化するので、さらに全国的に接種が進むことになり、新規感染者の抑制に効果があると期待されています。

 

開催が決まった東京オリンピック・パラリンピック大会については、政府と大会組織委員会、国際オリンピック委員会などによる5者協議で観客数が21日にも正式決定される見通しとなっています。ただし開催に伴う新型コロナウイルス感染の再拡大の懸念は、関係者や観客の出入りが加わればさらに増大することになります。この危機感から、政府の対策分科会の専門家有志は無観客開催のリスクが最も低く望ましいと政府と組織委員会に提言しています。観客を入れればオリンピック期間中は1日30万人規模の人が、東京の協議会場を訪れると推計されます。先日、東京オリンピック出場のために日本に入国した海外選手団から初めて新型コロナウイルス陽性判定者が見つかりました。空港で感染者を発見できなかったとすれば、防疫網に穴があいたかもしれないことが発生したということです。安全確保が開催の大前提であることを認識し、新規の変異型ウイルスが出現することもあり、リスク分析に基づく万全の対策を講じてほしいと関係者に強くお願いしたいと思います。

 

MARUでは実習生を対象に日本語レベルアップの目的で7月からオンライン日本語講習の開催を予定しております。働きながら日本語を習得するのは、現実的に困難な状況があると思いますが、毎週決まった日時にグループ学習するのはとても効果があります。この機会に奮ってご応募いただけますと幸いです。ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

また過日、ある監理団体様が当施設の大阪校を来訪くださり、実習生の日本語授業を見学され、その後に実習生と交流していただいた機会がありましたので、今月号の記事でご紹介させていただきます。監理団体様が持参していただいた浴衣を講師が着付けをし、下駄も履いて日本の浴衣を体験しました。最近は浴衣を着る機会が少なくなりましたが、日本文化に触れる体験ができました。浴衣は元々湯上りに着用していた着物なので、これから夏に向かって涼しげに見えるよう仕上がりました。逆にベトナム人実習生から、ベトナムの食べ物・観光地などの紹介があり、互いに大変有意義な文化交流ができました。

 

日本で発生する地震に対する備えとしてMARUでは講習中に防災教育を実施しています。今後の参考とするためにスタッフが神戸市にある『人と防災未来センター』を訪問しました。ここは阪神・淡路大震災の破壊力を体感でき、視聴覚教材、耐震・免震構造の実験装置などの展示物も豊富な施設でした。地震や台風・大雨などの避難行動も含めて、災害に関する基本的な知識を会得してきましたので、今後の実習生へのMARUの防災教育に役立てて参ります。

 

当施設は外国人技能実習生の入国後講習施設として活動しておりますので、既に数多くの実習生が多方面に渡る産業分野で活躍しております。今後も多国に渡り、多くの実習生に生活習慣、学習する習慣、感謝する習慣が身につく入国後講習を行っていきます。また、『MARU通信』を通じ実習生の日々の出来事や取り組み・活動などご案内させていただきます。介護実習生の講習を行っておりますので、施設の見学などお気軽にお問合せください。

 

今後ともMARU Internationalをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。